長坂 美和子(第26期)

近 況 報 告

高槻病院 新生児科     
長坂 美和子(第26期)

 

 同窓会の皆様、こんにちは。平成19年卒(26期生)の長坂と申します。現在は、大阪にあります高槻病院で新生児科医をしております。高槻市は京都にも大阪にも電車で15分程度というとても便利で住みよい街です。兵庫県の日本海側で生まれ育ち、大学生活を島根で過ごした身としては、大阪の地になじめるのかと戦々恐々としておりましたが、北摂という土地柄もあるのか割とマイペースにのんびり過ごしています。
 高槻病院は小児医療に力をいれており、小児科医が少ないといわれる時代に専攻医を含め20人以上の小児科医が在籍しています。また周産期部門もNICU21床、GCU24床と大阪府でも2番目に大きい総合周産期センターです。小児脳外科、小児外科も充実しており、科の垣根も低く、気兼ねなく相談できる仕事環境です。当院の小児在宅医療の中心である四本由郁先生は島根大の先輩でもあり、大変心強い存在です。身近に頼れる先輩がいらっしゃることは大きな支えになっています。
 さて現状ですが、主治医としてがむしゃらに赤ちゃんと向き合っていた時代を経て、最近はチームリーダーとしての責任・後進の育成など中間管理職としての苦悩や、当直の翌々日がつらいなど体力の低下を感じる毎日ですが、生命力にあふれる赤ちゃんたちに癒されながら日々頑張っています。新生児医療の魅力は、ダイナミックな全身管理とともに、赤ちゃんの成長を感じ家族の誕生に寄り添うことができることです。辛いこともありますが、赤ちゃんやご家族の未来が少しでも明るいものとなるよう引き続き精進していきたいと思います。
 また神戸大学大学院在学中の縁で、福山型筋ジストロフィーの研究に携わらせていただき、高槻病院の所属として科研費を獲得することができました。新生児医療とは少し違う分野ではありますが、市中病院であっても研究する姿勢を持ち続けたいと思います。
 思い返せば、島根での大学生活は心を許せる友人や剣道部の同期・先輩・後輩との楽しい日々でした。最近なかなか会うことはできていませんが、折をみて連絡をくれる友人はかけがえのない存在です。先輩方も偶然学会でお会いしたり、ふと連絡をくださったり、いつまでも繋がっていられることに感謝します。また島根で集まりたいですね。関西にお越しの際はお声がけ下さい。
 最後になりますが、島根大学の益々の発展と、同窓会の皆様のご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げます。このたびは近況報告の機会を下さりありがとうございました。

長坂 美和子(第26期)

 写真:趣味のサッカー観戦(リヴァプールの本拠地アンフィールドにて)

 

 

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