森 亜希(第17期)

近 況 報 告

山口大学医学部附属病院 麻酔科
森亜希(旧姓 松永)(第17期)

 

森 亜希(第17期)

 皆様、お元気ですか?今回、同窓会報への近況報告の依頼を受けました。特段変わった生活は送っておりませんが、少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。大学卒業後は広島大学の麻酔科に入局しました。1年も経たないうちに、その当時は関連病院であった松江赤十字病院へ異動しました。島根大学から来られている先生も多く一緒に働くことができました。その後、広島市立安佐市民病院では麻酔、救急、集中治療にも携わり、とても充実した時間を過ごしていました。これからどうしようかな?と考えていたところ、大学院に行くこともいいのではないかと先輩に勧められ、広島大学の大学院に進みました。その頃は、ペインクリニックにあまり関わることはなかったのですが、神経障害性疼痛について研究しました。大学院生活は苦しいことの方が多かったのですが、指導してくださる先輩に恵まれて、学位取得することができました。そこから少しずつペインクリニックにも関わるようなりました。その後、尾道総合病院に転勤し、2日に1回は待機という生活を送っていたところ、原因不明の体調不良になり、1週間ほどの休みをもらいました。働きすぎだったのでしょう。このままじゃいけない!ひたすら働いて、時間が過ぎている!と思い、結婚することにしました(簡単に書きましたが、仕事の合間を見つけての婚活も大変でした)。
 2012年、結婚を機に山口県宇部市にある山口大学病院で働くことになりました。ここに来て10年、まだ大学病院に勤務しています。主に、麻酔とペインクリニックを行っています。麻酔で手術室の責任者を任される日には驚くほどの運動量です。手術室内、また病棟まで走り回っています。コロナ禍での緊急手術では時にFull PPEでの麻酔をすることもあり、もちろん患者さんが一番苦しいのですが、こちらも苦しさに耐えながらの麻酔になります。体力維持のために、今年から少しだけピラティスやズンバを習い始めました。効果が出るのは、まだまだ先のことになりそうです。ペインクリニックは、週に2日外来を行っています。山口大学病院にはペインセンターがあり、多職種で慢性痛の患者さんを治療しています。そのメンバーにも入れてもらい、整形外科、精神科、リハビリテーション部のスタッフと一緒に行っています。コロナ禍直前には、その関連でボストンにも短期研修に行かせてもらいました。国境を越えても患者さんの雰囲気や訴えは一緒で、医療サイドに求められることも一緒であることを感じました。大学病院に勤務していると外勤がありますが、週に1回、車を走らせて山陰方面に向かっています。山口県はまだまだ麻酔科医師が不足しているようで、山陰側には常勤の麻酔科医師がいないのが現状で、微力ながら頑張っております。山口県でも同窓の先生方が勤務しており、時に懐かしく学生時代の話をしております。
 卒業してから、あまり変わらない生活を続けており、まだまだ若い気分でいますが、仕事場では私が圧倒的に年長ということが多くなりました。学生と一緒にいると、思わずご両親の年齢を確認してしまいます。まだまだ、当直業務などが続く医師生活になりそうですが、またどこかで同窓の方々と一緒に働くこともあると思います。その時には是非よろしくお願いします!

 

 

 

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