四方田 美和子(第35期)
近 況 報 告
島根県立中央病院 内分泌代謝科
四方田(旧姓:生島) 美和子(第35期)
島根大学医学部萌雲会の皆様、ご無沙汰しております。35期の四方田(旧姓:生島)美和子と申します。今回、同窓会誌への寄稿の機会をいただき、誠にありがとうございます。拙い文章ですが近況報告をさせていただきます。
私は島根大学を卒業したのち、島根大学医学部附属病院の初期研修プログラムで1年間東京医科歯科大学病院附属病院で勤務し、2年目に島根大学医学部附属病院に戻ってきました。その後、島根大学医学部内科学講座内科学第一に入局し、5年目より島根県立中央病院で勤務しております。
現在の第一内科は主に内分泌代謝疾患の患者さんを診療しています。診療は常に興味深く、日々の診療や指導で改善していく患者さんをみれて嬉しいですし、困難な症例でも上級医のバックアップのおかげで何とか対応しています。入局したての頃は救急当番が怖くて、いつも上級医に相談しながら対応していましたが、大学病院以外の病院で勤務するようになり、初期研修の先生に指導する機会も増えました。また新型コロナウイルス感染の拡大で残念ながら最近は中止となっていますが、1型糖尿病の子ども達と行う大山キャンプや世界糖尿病デーのブルーライトアップイベントなど、診療以外の啓発活動もあり、充実した毎日を過ごしています。今後余裕ができたら研究分野にも関わっていけるといいなと想像しています。
プライベートでは3歳の男の子と1歳の女の子の2児の母になりました。1人目の出産は初期研修修了間際で、入局が同期より遅くなってしまうため、焦る気持ちが強かったですし、初めての育児で気が滅入ることもありました。しかし2人目の育児休暇は一度経験しているという余裕もあり、家事と育児に専念して、子どもの成長を見ながらゆっくりとした流れの中で生活ができ、本当に幸せな時間を過ごすことができました。たまたま大学同期の育児休暇も重なり、子どもを含めて交流することもできました。今年8月から時短勤務で復帰しましたが、2人育児+仕事との両立には悩みが尽きず、キャリアプランやワークライフバランスについて模索する毎日です。長男に「ママ、大好き」「ママ、かわい~」と励ましてもらいながら、日々悪戦苦闘しています。
35期は島根県に残留している人数が比較的多く、大学病院にいても地域病院にいても同期に会えます。診療で困ったときにすぐに相談できて、プライベートなことも気楽に話せる同期がたくさんいて、恵まれた環境で勤務できていることを改めて感じます。みんなありがとう。
最後になりますが、母校の益々の発展と萌雲会の皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。