令和元年度の報告

 これまで萌雲会では、大学祭(くえびこ祭)にて同窓生による講演会・シンポジウムを企画、学生や後援会の皆様との交流を図ってきました。今年度も2019年10月19日、第44回くえびこ祭において、同窓会佐藤利昭会長の挨拶の後ウエルカム講演会を開催しました。

 講演Ⅰ 「子どもと家族が幸せに暮らせる小児医療を目指して」
     島根大学医学部小児科講座  教授 竹谷 健 先生(第15期生)
      2016年小児科教授に就任。「for a child,for a moment,for the future」を掲げ教室
     を運営されています。現在の研究テーマである「低ホスフォターゼ症に対する骨髄移植
     併用間葉系幹細胞移植」について、また今後教室のビジョンについての思いを語ってい
     ただきました。

 講演Ⅱ 「地域医療を支える~奥出雲町での25年~」
     町立奥出雲病院  院長 鈴木 賢二 先生(第8期生)
      2016年院長に就任。1995年赴任後、専門である消化器外科医だけでなく麻酔標榜医・
     がん薬物療法専門医・ICD・病院経営管理士等の多領域にわたる資格の取得が人口
     約13000人の奥出雲町の地域医療を支えるために大いに役立っていると話されました。

 講演会では同窓生、後援会のご父兄等約20人の方々が聴講され、いくつかの質問も出ました。大学祭の他のイベントと重なり、在学生の参加が少なく残念でしたが、これから医療職を目指す医学部の学生さんにとって、お二人のお話は非常に参考となったのではと思います。

 萌雲会としては今後も「くえびこ祭」・ホームカミングデイの一環として毎年ウエルカム講演会を開催する予定です。大きく変わった出雲市や大学を散策した後、大学祭で学生時代に思いをはせたり、ウエルカム講演会で先輩・後輩となる同窓生の話を聞いてみませんか。

 今後ともご支援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

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萌雲会 さくら会 思い出写真集